昆虫の種類は比較的多く、いずれも無脊椎動物、具体的には無脊椎動物の中の節足動物を指し、その数も非常に多い。一方、カエルは脊索動物門の両生類である無尾目カエル科に属し、哺乳類であり両生類でもある。このように、昆虫はすべて無脊椎動物であるのに対し、カエルは脊椎動物であるため、カエルは昆虫の要件を満たしていない。脊椎動物であるカエルは昆虫に比べて高度な動物であり、その体の構造も高度であり、昆虫にはない複雑な体の構造を持っている。
すでに紹介したように、カエルは脊索動物門両生類無尾目カエル科に属する動物である。両生類に属するため、両生類に属し、比較的典型的な両生類の一種である。両生類としてのカエルは、両生類の基本的な特徴のいくつかにも当てはまる。例えば、繁殖方式を見ると、両生類は体外受精による繁殖方式を採用しており、カエルも同様である。また、両生類の幼生は水中で生活するのが一般的で、成人してからは陸上で生活したり水中で生活したりするが、カエルもこの特徴に当てはまるという。
呼吸の仕方を見ると、両生類は幼生の時は呼吸で、成体の時は肺で、カエルはオタマジャクシの時は呼吸で、成体になってからは肺で呼吸する。また、両生類には皮膚が露出しているなどカエルの特徴があることから、非常に典型的な両生類といえる。