サザエは海辺ではよく見られる生き物です。サザエを拾って耳に近づけると、音が聞こえます。また、その音が非常に鳴ることもあります。実は、サザエが鳴るのは共振現象によるものです。サザエの内部には空気があり、外部から物音がすると、サザエの内部の空気と共振する現象があります。この時、サザエさんを耳のそばにくっつけると、比較的大きな音が聞こえます。
もちろん、外は絶対に静かに、つまりかすかな音がなければ、サザエさんの内部の空気と共振することはできません。この時、サザエさんを耳に近づけても、音は聞こえません。ただ、外界は絶対安静を保つことができないので、サザエさんを聴きに行くと、普通に音がします。
上で紹介しましたが、サザエさんを耳に近づけると、中から比較的大きな音が聞こえます。サザエが海の近くにいると、海から出る音がサザエの内部の空気と共振するので、海の音がします。音が小さくても、サザエの内部に集まってこの音を強めることができます。だから、サザエさんを耳に近づけると、「海の音」が聞こえてきます。