カミソリの成体の大きさは15~17センチで、一般的な観賞用のカメ類であり、成体の大きさはそれほど大きくない。飼育環境が快適で、食事や栄養を十分に確保できれば、体の大きさは相対的に大きくなるものの、最長でも20センチを超えることはないという。飼育するスペースが十分でなく、幼少期に病気になることも多いとなると、発達のスピードも遅くなり、大人になってからの体の大きさも小さくなってしまいます。
飼育者がカミソリガメを大きく成長させるには、大きめの容器を用意することで、活動できるスペースを確保したほうがいい。また、生後1年目に最も早く発育するため、飼育者は栄養価の高い餌を多く与えることで、成長・発育を促すこともできるという。
カミソリガメは大人になってから成長する必要があり、具体的にどのくらいの期間繁殖できるかは、やはり飼育の仕方や性別による。一般的に、通常飼育されているカミソリガメは生後5年ほどで成長するとされている。育て方を誤ると、成熟したものが少し成長する。また、カミソリが成熟するまでの期間は性別によって異なり、一般的には母ガメの方が短く、おおむね4年程度で成熟し、雄ガメの場合は5年以上かかるとされています。