ワニガメは主に北アメリカ産で、品種によって分布する地域が異なる。クロコダイルガメにはオオクロコダイルガメとコクロコダイルガメの2種があり、オオクロコダイルガメは主にアメリカ南部に分布しており、クロコダイルに似た姿をしており、原始的なクロコダイルガメの習性を残していることから、真のクロコダイルガメとも呼ばれている。
子ワニガメは4つの亜種に分けられ、それぞれ北米型ワニガメ、南米型ワニガメ、中米型ワニガメ、仏型ワニガメである。北米クロコダイルガメは主に北アメリカやカナダなどの地域に分布し、比較的よく見られるクロコダイルガメの一種であり、現在市販されているものの多くは北米クロコダイルガメである。南米クロコダイルガメは主にホンジュラス付近に生息しており、北米クロコダイルガメと比較的似た姿をしている。中米クロコダイルガメは主にメキシコに、仏クロコダイルガメは主にフロリダ付近に分布している。
クロコダイルガメはミズガメで、野外にいるときは深い水の中で生活し、長期間一度も陸に上がることはない。だから家庭での飼育も深水で飼育したほうが自然環境になるべく還元できる。しかし水位も深すぎてはいけないので、背甲の高さの2~3倍に抑えたほうがいい。クロコダイルガメを飼育するには日焼けした水道水を使用するのが望ましい。出たばかりの水道水には塩素ガスが多く含まれており、そのまま使用すると健康に影響を及ぼすからだ。