性別によって草亀の成人後の体重も異なる。同じ環境で大人のクサガメを飼育すると、母ガメの体重は相対的に重くなる。一般的に成体になると母カメの体重は1500グラム前後になるが、雄カメの体重は1000キロ前後になる。雄と雌のカメには体重だけでなく、体長にも違いがある。成体になった母ガメはいずれも体長20センチ前後で、最大28センチまで成長する。しかし雄ガメは大人になってからの体長は15センチほどで、大きいものでも20センチにしか成長しない。しかしソウガメの体の大きさは飼育の仕方に大きく関係しており、適切に飼育すれば雄でも20センチ程度に成長することが可能で、飼育環境が劣れば雌でも体はそれほど大きくならないという。
人工養殖のクサガメは一般的に5年ほどで発育し、飼育者が繁殖させるには、あと1年待ったほうがいい。成熟したばかりで体内の各器官がまだ不安定なため、すぐに繁殖すると繁殖の質や量に影響を及ぼす可能性があるからだ。
草亀は一般的に毎年4~8月に繁殖を開始し、繁殖の際には自分たちでペアリングし、ペアリングに成功すると水中で交尾する。交尾が完了してしばらくすると、母ガメが卵を産む。飼育者は草ガメが産んだ卵を専用の孵化箱に入れて孵化させる必要があり、おおむね50~80日の時間を待って子ガメを孵化させることができる。