熱帯魚の体に白い綿状のものを見つけたら、すぐに水の交換が必要です。通常の水の交換とは異なり、この時は水中の悪玉菌の数を減らして水質を早く改善することが目的なので、基本的に1日おきに交換することで、水質を清潔に保ち、病状が悪化しないようにすることができます。
水を入れ替えた後に次に行うのが昇温である。水温を高くすることにはメリットとデメリットがありますが、良い面は新陳代謝を加速させ、魚がより早く有害物質を排出できるようにすることです。しかし、温度が高くなると細菌の増殖も加速します。そのため、塩を加えることで細菌の侵害を防ぐ必要があります。
下塩の目的は殺菌ではなく、水の浸透圧を高めることであり、浸透が低いところから高いところへ水分が浸透していくため、塩を入れると水分が魚の体内に入る量が減り、細菌が水とともに魚の体内に入らなくなるので、防護効果を発揮することができ、治療に役立つ。
病状が比較的深刻なものに対しては、いつものような手段で治療するほか、薬浴も行う。通常は水1リットル当たり20ミリグラムを添加したポビヨドンを使っていますが、過マンガン酸カリウムを塩水に混ぜて病気の魚を浸したり、抗菌系の薬を飲ませたりしても、治療効果が高いとされています。
