観賞魚は普段塩を加える必要はありません。塩は魚の成長に役立たないので、浸透圧を変えることで水分の魚体への侵入を減らすことが唯一の役割です。このようなメリットは細菌の侵害を避けると同時に、腎臓の排水負担を下げることができます。しかし、魚が病気になると、水を取り替えるたびに塩を加え、塩度を千分の三程度に維持するのが普通です。
1、病原菌の侵入を予防する:魚に塩を加える最大のメリットは病原菌の侵入を予防することです。淡水魚の魚体の浸透圧は水体より高いので、水分は絶えず体表から浸透します。そうすると病原菌も侵入します。浸透圧を変えると、水分の侵入が少なくなります。病原菌の侵害を予防することもできます。
2、腎臓の負担を下げる:淡水魚は浸透圧の関係で体内の水分をどんどん排出する必要があるので腎臓の助けが必要ですが、浸透圧が変わると水分の入り込みが少なくなり、魚の排水も少なくなるので腎臓の負担を下げる効果があります。
3、浸漬殺菌消毒:病期に水槽に適切に塩を入れるほか、濃度のやや高い塩水で魚を浸漬殺菌することもできる。例えば、5%濃度の塩水で5分間浸漬したり、2%の塩水に3%の重曹を合わせて浸漬したりすると、松鱗症などの症状を治療することができる。