立冬前後のコイ釣りには穀物餌でも動物餌でもよいが、立冬以降の気温も特に低くならないので、この時点では餌に対する要求もそれほど高くない。加えて、太陽の外に出ると水温が上がっていくので、彼らの通常の生活には大きな影響を及ぼさない。
ただし、立冬以降の気温が低い地域もありますので、アカワシ、ドジョウ、ミミズなど、生臭さのあるエサを選び、それを割ってから貝肉や魚の骨粉などを混ぜたほうが、生臭さが伝わるのが早いのです。生臭さ飼料のほかに、小麦ふすま、トウモロコシ、豆かすなどの穀物類の餌を使うこともできます。穀物類の餌には黒糖や蜂蜜を加えると甘みが強くなります。効かない場合は、酒米みそやマスカットなど、小さな薬を入れてもいいでしょう。
立冬のコイ釣りのポイントは水域と天候によって決めますが、比較的暖かい日であれば、日向風下の位置を選べば、気温が上がるにつれてコイの活気も上がっていき、釣りの成功率も少し高くなります。ダムの中で釣りをするなら、ダムのダムヘッドや橋梁の橋脚脇を選ぶ。川や小川であれば、水の流れがぶつかる場所や水草が生い茂る場所を選ぶといいでしょう。それに加えて、道路や人家から離れなければならない。