大規模なカメの飼育は一般的に池で飼うが、カメの品種によって必要な池は異なり、あまり深い水を嫌うため池を浅くするカメもいれば、深水飼育が可能で普段は水中を好むため、少し高い池で飼うカメもいる。また、大きさの違うカメは必ず分けて、大きなカメが子カメをいじめないようにします。
カメは変温動物として、温度にも一定の要求があり、温度が高くなると活発になり、温度が低すぎると食欲に影響する。もちろん、温度も高ければいいというものではなく、新陳代謝が速すぎると成長は早まるものの、抵抗力が低下して病気になりやすくなります。また、普段から水の入れ替えを心がけ、水質を良好に保つことも大切です。
カメは食性が雑なので、選択できる餌はたくさんありますが、規模飼いならカメの餌を使ったり、定期的に魚やエビを入れてカメ自身が捕食したりすることができます。注意したいのは、餌やりには必ず用量を抑えて、しかも時間を選ばなければならないということで、餌やりの時間を間違えると、カメが食べなくなってしまうこともあるということです。
カメの健康を保つためには、日頃から掃除を心がけて環境をきれいに保ち、池の周りだけでなく、定期的に池の掃除をして、食べきれなかった食べ物や、カメの排泄物をきれいにすることで、病気にならないようにしましょう。