炎亀は成体になってからの体長が35~45cmとなっていますが、具体的にどれくらいの大きさになるかは、やはり飼育環境が必要です。環境が似ている場合、野生のフレイムガメは成体になってからの体長が人工飼育よりも若干大きくなる。野外での生活空間が広く、十分な活動空間があること、また野外での餌の種類が多く、栄養の全容を確保できることなどから、一般的に野生の炎亀は体長40センチ以上とされている。人工飼育されているフレイムガメも、スペースと餌が十分にあれば40センチ以上に成長する。飼育環境が悪く、餌も乏しいと、体長35センチまでしか育たず、体質の悪いものによっては、35センチにもならないこともあります。
ヒメガメは寿命が長く、成長の速度も速くないので、成体になるまでの時間が少し長くなる。通常、人工飼育された炎亀は、成熟するまでに7~8年、繁殖には少なくとも9年かかる。野生のフレイムガメであれば、大人になるまでの期間はもう少し長くなる。飼育者が繁殖させるには、年齢の高いフレイムガメを選んだほうが、繁殖の成功率が高くなるという。そしてこれにより、繁殖の量と品質の両方を保証することができる。