アカミミガメの原産地は熱帯ですので、比較的高い水温を好みます。もし飼育者が春、夏、秋の三季の気温が25-33℃に達することができるならば、加温しなくてもいいのです。しかし我が国では非常に南寄りの地域を除いて、ほとんどがこの温度に達していないので、やはり加温したほうがいい。特に秋が深まると気温差が大きく、水温の変化に敏感になるので、加温したほうがいい。また、アカミミガメは原産地の時は冬眠しませんので、冬場も水温を20℃以上に保ち、病気になったり凍死したりしないようにしています。
アカミミガメは観賞性が非常に高く、人気も高いが、他のアカミミガメに比べて飼育の難易度が高く、価格も高い。しかし、飼育者が丹精込めて飼育すれば、立派なアカミミガメを育てることもできる。飼育者がアカミミガメを上手に飼うためには、水温のほか、餌やりや水質、水位、飼育するスペースなどにも気を配らなければならない。普段から十分な餌、きれいな水質、十分な空間を確保して飼育することで、しっかりと育つようにしています。