水槽100リットルの水には最大500グラムの塩を入れる。水100リットルつまり100キログラムの水に塩を入れる割合は最高で千分の5以下なので、500グラムという計算になります。塩は普通に養魚しているときは入れなくていいので、病気のときだけ入れる必要があるので注意が必要です。塩を入れる割合が高くないのは、それを使って殺菌しているわけではなく、殺菌する場合は個別に容器を用意して薬浴に浸す必要があるからです。
1、病原菌を予防する:塩を入れるのは通常は病原菌の侵害を予防するためです。魚は水の中に住んでいるので、浸透圧の低いところから浸透圧の高いところへ自動的に水が浸透するので、病原菌も水とともに入ってきますが、塩を入れることで水の浸透圧が上がり、両者の差が縮まり、水分の浸透が少なく病原菌も侵入できなくなります。
2、腎臓への負担を下げる:前述の通り、塩を入れると水の浸透圧が上がるため、水分が入りにくくなります。魚自体は腎臓に頼って排水するので、水分の入りが少ない分、排水圧力も小さいので腎臓への負担が下がり、正常に成長している魚にはあまり影響がないが、病気になった魚には一定の助けになる。
3、殺菌消毒:水槽に塩を入れる以外に、塩で割って少し濃度の高い溶液にして魚を殺菌消毒することもできる。一般的な濃度は1~3%程度ですが、注意したいのは、浸す時間が長くてはいけないということです。そうしないと副作用が出る可能性があるということです。