カネガメの寿命は30~80年のものが多く、観賞用のカメの中では寿命が長いほうだ。しかもそれらには休眠期間があり、休眠期間を加えればほぼ100年ほど生きることができる。成体になってからは世話をしやすいが、幼少期は抵抗力が弱く、病気になりやすいため、飼育者は病気で死んだり、健康に影響を与えたりしないよう注意する必要がある。
カネガメは一般的に3~7年程度で繁殖が可能で、繁殖年齢は性別や養殖の仕方によって判断する必要がある。通常、メスのカネガメが成人するまでの期間は少し長く、5~7年になるとみられている。一方、雄のカネガメが成熟するまでの期間は3~5年と短くなる。
アカミミガメは、性機能が発達したばかりなので、すぐに繁殖すると量も繁殖効果も期待できないため、最初の年には繁殖を勧めない。飼育者は大人になってから翌年に繁殖させたほうがいい。コナガメは通常、毎年秋に交尾を行い、交尾が成功すると翌年の5~9月に産卵を行い、特に6~7月が産卵のピークとなる。