ブラジルカメは一般的に4月に交尾が始まり、交尾に成功してから30~40日程度で卵を産むことができるので、一般的には6~8月に卵を産み始めることになります。ブラジルガメは夕方か明け方に産卵を開始するが、産卵前に適切な産卵場所を探すと異常な暴れを見せ、食べる量も少なくなる。
適切な産卵場所を見つけると、横にうつぶせになって動かなくなります。卵を産む直前に手足を使って巣をかき出し、その中に卵を産む。産後は土で卵を埋め、腹甲で平らにしてから離れる。産み出された卵は自然界の温度や湿度を頼りにふ化する。
ブラジルガメは孵化する期間と環境に大きく関係し、温度と湿度が孵化に必要な温度と湿度であれば、50~60日程度で孵化することができる。温度や湿度が孵化に必要な温度や湿度に達しない場合、孵化までの期間が7~10日長くなる。周囲の環境が劣悪であれば、孵化に成功しない可能性もある。飼育者がブラジルガメのふ化率を増やすためには、温度を25℃以上、湿度を80%程度にする必要がある。