春先の季節には、多くの魚種を釣るのが適当で、例えばこの時期にフナを釣ることができる。フナをうまく引き寄せるためには、適切なエサを用意しておく必要がある。春先には、水温が春の中期や末期のように安定しておらず、また大きく変化する場合があるため、フナも周囲の水温の影響を受けて不活発になる可能性があり、その際の餌はなるべく味の強いものを用意するようにしている。最もよく使われているのが動物の餌で、例えばアカミミズやミミズなどだ。生臭さ自体が強く、フナへのアピールにも優れている。
しかし、春先の気温が安定していて、水温も比較的良好であれば、穀物の餌、つまり各種の穀物粉を原料にした餌を試してみるといいだろう。この種のエサは配合が多く、自分で作ることができ、しかも効果が高い。小麦粉、とうもろこし粉、豆かすなど、いろいろな穀物粉を原料にすることができます。その中には、肉食餌や濃い味の薬など、味の強いものを混ぜてもいいです。そうすれば、餌の鮒へのアピール力が増すので、効果も高いのです。
すでに紹介したように、春先のフナ釣りには適切な餌を用意する必要があり、また時期の選択も重要な側面である。一般的に、緯度の高い北方の地域であれば、春先に鮒釣りをするのは昼近く、たとえば午前9時か10時ごろから、午後3時か4時まで釣りをすることができる。しかし、わが国では春の初期でも比較的適温であるところもあり、この場合はほぼ終日釣りが可能である。また気をつけなければならないのが天気で、晴天で比較的明るい場合のほうが釣りに適しており、効果的だという。
